シアリス(タダラフィル)を服用する際の注意点をしっかりとまとめておきたいと思います。シアリス(タダラフィル)は世界NO.1のシェア率を誇っており多くの人が利用しているED治療薬です。
しかし、正しく使わないことで身体に思わぬ悪影響を及ぼしてしまう可能性もありますので気をつけるようにしましょう。
どんなに優れた薬であれ正しい服用をしないと悪影響を与えてしまうことになります。
いくらシアリス(タダラフィル)が副作用が少ないED治療薬と言えども正しく使わないといけません。
ここでは意外と知られていない注意点なども説明をしていきたいと思います。
目次
シアリス(タダラフィル)を処方できない方
- 硝酸剤を使用中の方 詳細はこちら → シアリス(タダラフィル)の併用禁忌薬
- 今までにシアリス錠を服用して過敏症(アレルギー)を起こしたことのある方
- 不安定狭心症のある方、または性行中に狭心症を起こしたことのある方
- 心血管系障害などにより医師から性行為を控えるように言われた方
- 治療による管理のされていない不整脈の方
- 最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことのある方
- 最近6ヶ月以内に脳梗塞・脳出血を起こしたことのある方
- 低血圧の患者(最大血圧90mmHg未満または最小血圧が50mmHg未満)又は治療による管理がなされていない高血圧の患者(安静時収縮期血圧170mmHg以上、又は最小血圧が100mmHg以上)
- 重い肝障害のある方
- 網膜色素変性症(進行性の夜盲、視野狭窄)の方
- 未成年の方(ただし既婚者を除く)
薬の連続使用は避ける
基本的にED治療薬というのは1日1錠で服用後は24時間を空ける。
これは大前提の話ですので必ず守るようにしましょう。シアリス(タダラフィル)は遅効性の薬ですから服用してから3時間後に効果が最も発揮されると言われていますが、効果がもっと起こるようにしたいとかもっと二倍感じるようにしたいといってもう1錠飲んだり、連続服用をしてしまうのは絶対にしてはいけません。
血管が拡張されてしまい急な貧血をして倒れてしまう可能性が高いです。
例えば効果を実感したいと思うのであればやはり空腹時に摂取をしたり、多少のお酒を踏まえたりするなどの工夫をするようにしましょう。
いくら副作用があまり出ないとされているシアリス(タダラフィル)でも用法用量を守らなかったら副作用が強く出てしまい、頭痛や動悸、めまいなどが起こってしまいます。
体調不良を起してしまって性行為をする気になれなくなったでは意味がありませんよね。
またあくまでも副作用が出づらいといっても個人差がありますので強く反応が出てしまうことも考えられますので必ず用法用量を守り、副作用が強く出てしまう人や自分に合わないと思ったらすぐに利用するのを止めるようにしましょう。
グレープフルーツなどの柑橘類と一緒に飲まない
知らない人も多いので注意をして欲しいのがグレープフルーツをはじめとした柑橘類とシアリス(タダラフィル)を一緒に飲まないようにしてください。
薬の効果が通常よりも強く出てしまいます。
グレープフルーツの成分フラノクマリン酸の影響
グレープフルーツに含まれるフラノクマリン酸というものが薬の血中濃度を上昇させてしまう効果があり、このフラノクマリン酸によって薬との相互作用が出てしまい、薬物代謝酵素を阻害してしまう作用があります。
ED治療薬を服用すると効果が出てしまいます。これだけ聞くと効果が出るのであれば一緒に摂取をした方が良いのではないか?って思ってしまうかもしれませんが、副作用も多く出てしまいますので気をつけるようにしましょう。
居酒屋などで生グレープフルーツサワーを飲んだ後にシアリス(タダラフィル)をはじめとしたED治療薬を一緒に服用してしまうとお酒の酔いも回るだけではなくて副作用も出てしまう可能性もあります。
もちろん一口、二口ぐらいならば影響はあまり受けませんが、ED治療薬を使うとなったら極力避けるようにしましょう。
またED治療薬だけではなくて風邪薬などを飲むときにも影響が出てしまいますので柑橘類との併用はしないようにしましょう。
アルコールの取りすぎはダメ
シアリス(タダラフィル)を服用する際はお水やぬるま湯、他の飲料水と飲んでも問題ありません。(柑橘類のジュースはダメ!)
お酒を飲めばある程度、男女間の緊張をなくしてリラックス状態で接することが出来ますし、お互いに性的興奮が刺激されやすくなると言えるので多少のお酒はむしろお勧めしますが、シアリス(タダラフィル)とお酒を併用して摂取してしまうと血管が一気に拡張されてアルコールが一気に回ってしまって酔いやすくなってしまいます。
お酒が弱い人は特に気をつけないと酔いすぎてしまって自律神経が機能しなくなってしまって気持ち悪くなってしまったり、眠くなってしまったり、性的興奮が受けづらくなってしまいます。
シアリス(タダラフィル)を服用して30分後ぐらい立てばアルコールの吸収も緩やかになるので飲むタイミングには気をつけましょう。
お酒を飲むなら30分前に飲んでおくことさえしておけば酔い過ぎることもなく遅効性のシアリス(タダラフィル)が徐々に効いてきて頃合を見計らってベッドインへと繋がっていくと思います。
副作用が強く出てしまう人は運転を避ける
シアリス(タダラフィル)は薬の副作用が少ない、出づらいED治療薬と言うこともあり非常に人気が高いのですが、どうしても個人差やその日の体調などによって副作用が出てしまう可能性があります。
またシアリス(タダラフィル)は薬の持続作用時間が長いので副作用が強く出てしまったときは車やバイクなどの運転を避けるようにしましょう。
薬の副作用を抑えるために
副作用が人によって頭痛や鼻づまり、めまいなどが出てしまいます。その中でも頭痛は血管が拡張されることでED治療薬全般に起こりやすいと言われています。
まったく出ない人はいいですが、どうしても頭痛が辛いとなったら頭痛薬と併用して飲んでも問題ありません。
いつもより頭痛がすると思っても我慢しないで風邪薬の頭痛薬を飲んで対処してもお互いの薬が作用することはありませんので併用しても大丈夫です。
他には用量を少なくして半分に割って10mgとして飲んでもいいと思います。
併用禁忌薬に注意
併用禁忌薬とは、飲み合わせの相性が悪いお薬のことで併用してしまうことで身体に悪影響を及ぼしてしまう可能性が非常に高く危険なものを指します。
単体での服用であれば、薬としての働きをしてくれますが飲み合わせには十分気をつけましょう。
一例を挙げるとするならば絶対に避けなくてはいけないのが「ニトログリセリン」です。シアリス(タダラフィル)とニトログリセリンはどちらも血管を拡張する作用があります。
薬を併用してしまうと効果がダブルで発揮されてしまい、血管が拡張されすぎて血圧が著しく低下して貧血を起して倒れてしまう恐れがあるので大変危険です。
シアリス(タダラフィル)を服用する際の注意点のまとめ
必ず持病や今現在薬を飲んでいる人は医者に相談をしたり、しっかりと併用禁忌薬について把握をするようにしましょう。
知らないで済まされない事態になるかもしれません。
安全かつ快適に服用を心がけましょう。